夢語り、共演絵、サイトジャンル外の夢絵や夢主設定など色々置いてます。
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母のノートPCで何とか生き延びている神楽です\(^o^)/
でも夢小説は書けません…だって小説を母のPCに保存なんて出来ないから(ぇ)
PCが元に戻ったら本格的に夢小説書きます、ハイ。
さっき思い浮かんだスマブラの小説をここで…
霧花の双子の兄・零音とアイスクライマー・ナナの話です。
でも夢小説は書けません…だって小説を母のPCに保存なんて出来ないから(ぇ)
PCが元に戻ったら本格的に夢小説書きます、ハイ。
さっき思い浮かんだスマブラの小説をここで…
霧花の双子の兄・零音とアイスクライマー・ナナの話です。
「ナナちゃーん!遊びに来たよー!!」
「あ…零音、兄ちゃん…」
スマッシュ邸に来る度、私のところに来るこの男の人が
私は苦手だった。
苦手な人
零音兄ちゃん…本名は「悠 零音」。
霧花姉ちゃんの双子の兄。見た目もかなりそっくりだ。
服装を入れ替えれば、多分勘違いしちゃうくらいに…
だけど、性格は全然大違い。
霧花姉ちゃんは大人しいけど…零音兄ちゃんはいつも賑やかで、シスコンだから霧花姉ちゃんの事になると暴走をする。
しかもロリコンだということで…私を見て暴走する事も多々ある。
はっきり言って…迷惑?
零音兄ちゃんの事、嫌いじゃないけど…
何だか、どう付き合えばいいのかわからないというか…
とにかく、苦手。
「(どうしよう…ポポと霧花姉ちゃん、今出かけてるし…)」
「? ナナちゃん、どした?」
「え?あ、いや…ごめんね、零音兄ちゃん!何でもないから!」
零音兄ちゃんは、女の子みたいに首を傾げた。
私は適当にそう答えて、場を凌いだ。
…唯一零音兄ちゃんに上手く対応出来る妹の霧花姉ちゃんと、いつも私と一緒にいるポポは生憎お出かけ中だ。
この部屋にいるのは部屋にいるのは、私一人…
何かあったらどうしよう…私一人じゃ対処できない…
そう思っていた矢先。
ぽん、ぽん
「…いつもごめん、ナナちゃん」
「え?」
零音兄ちゃんは屈み、私の頭の上に手を乗せてぽんぽんと叩いた。
いきなりの事で、私は目を少し大きく見開いた。
いつもごめんって…なんだろう。
「オレ、小さくて可愛い女の子見るといつもああなっちゃうからさ…
そのせいでナナちゃんは、オレとどう接しようか悩んでるんでしょ?」
「いや、そんな事は…」
「霧花からもよく聞いてるんだよ。
小さい子に対して可愛いと思うの勝手だけど、ああいうのは相手にもよくないって…
そのせいで、ナナちゃんがオレの事嫌がってるっていうのもね」
零音兄ちゃんは、切なそうな顔でそう言う。
意外だ。
零音兄ちゃん…一応、自分でああなってるのはよくわかってるんだ…
嫌がってるのは確かだけど(つーか苦手って思ってる)…だけど、こんな顔されたら…
「あと、これね…オレが今住んでる世界で売ってるお菓子。
ポポとナナちゃんが好きそうなの選んで買ったんだ。
確かにオレ、ナナちゃん好きだけど…ポポの事だってそうだよ。
ポポがいるからナナちゃんがいて、ナナちゃんがいるからポポがいる…
そんな感じだもんね、二人とも。だから、せめてこれだけでも…」
零音兄ちゃんは、どこかから箱が入った袋を取り出した。
包み紙がされているから、どんなお菓子かはわからない…
いや、それよりも…零音兄ちゃん、また意外な事を言ったなぁ。
私の事だけかと思ってたのに…ちゃんと、ポポの事も見てたなんて。
もう色々意外すぎてよくわからない。
だけど…
よくわかる事は…私から見た零音兄ちゃんは、表面だけの零音兄ちゃんだったんだ。
零音兄ちゃんを深く知ろうとしないで、苦手って思ったりして…
…訂正、しなくちゃだよね。
「あのね、零音兄ちゃん…そう思い込んでるところ悪いけど…
別に嫌がってなんかいないよ?」
「え?」
「ただ、少し苦手だって思ってただけ…
私にあんな事したの、零音兄ちゃんが初めてなわけだし…
吃驚してただけの。零音兄ちゃんの事、嫌いじゃないからね?」
私はそう言った。
すると、零音兄ちゃんは…
「…それ、マジなの?」
「そーだよ!嘘じゃなくてマジ話!!」
「やった!!ありがとうナナちゃん!!」
「Σ わああっ!?」
あまりの嬉しさに…あの時のようにまた零音兄ちゃんが抱き付いてきた。
相変わらず、力が強くて苦しい…だけど…
私を抱きしめている時の零音兄ちゃんは、本当に嬉しそうな顔をするから…
たまになら、抱きしめられてもいいかな…なんて思った。
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